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歴史探訪シリーズ #1 「上総」最強説に迫る!

歴史探訪シリーズ #1 「上総」最強説に迫る!

 今回の話題は歴史探訪シリーズ「上総一ノ宮(かずさいちのみや)」でござーる。
「上総」最強説とパワースポットのお話。

 東京駅から「特急わかしお」に揺られ約1時間、外房の玄関口「上総一ノ宮駅」に到着です。
「上総一ノ宮駅」は1897(明治30)年、当初はただの「一ノ宮駅」として開業しました。
ところが困ったことに、全国津々浦々まで鉄道が敷かれると・・・
愛知県には「尾張一ノ宮駅」〈現・尾張一宮駅〉と「三河一宮駅」が。
山口県にも「長門一ノ宮駅」〈現・新下関駅〉。
全国お国ごとに「一宮」があって、「どこの一宮でござるか?ややこしや〜」ということで、
1916(大正5)年、「一ノ宮」の上に「上総」ブランドの冠を被せ、
「上総一ノ宮駅」に改称されました。めでたし。

ちなみに「上総」ブランドを名乗った人物といえば・・・

 人間50年〜 ♫ の織田信長殿。
16歳で斎藤道三の娘を娶(めと)ったその当時、自らを「織田上総介(かずさのすけ)」と名乗ったとされる。
しかし、信長殿は「尾張」出身だったはずなのに、なぜ「上総介」でござるか?
そもそも「上総介」というのは当時の官職名であって、今で言えば「千葉県の副知事です」ぐらいのイメージらしい。
イケイケだった信長の結婚詐欺みたいなハッタリだったのですが、ちゃんと裏に意味があって
「上総介」と名乗ることは、天皇家から臣籍降下した桓武平氏の流れを暗示するものでした。
「ワシは平氏の末裔じゃ。そもそも桓武平氏の棟梁じゃ」
「ワシ怒らせたらバックにいる東国の荒くれ武士団が黙ってないぞ」の宣言です。

 16歳のウツケでも「上総」を名乗れば、かの「マムシの道三」ですらあっさり白旗、娘も差し出す。
それだけかつての「上総国」は、武勲の誉れ高い武将ですらビビる軍事力と、さらにそういった巨大な勢力をささえる経済力と、温暖で豊かな食料があって、天下に名を轟かせていたのでしょう。
まさに、泣く子もマムシも黙る「上総」ブランド!!
神戸生まれじゃなくても「KOBEビーフ」、尾張で育っても「織田上総介」なのでご座候。

もしかすると日本最強か!? ものすごいパワースポット「上総一ノ宮」 

 「上総一ノ宮」の「一ノ宮」とは、街の中心に鎮座いたします「玉前神社」のことですが、
とにかくものすごいパワースポットらしい。
どれだけすごいのかといえば、日本を代表するスピリチュアリスト「オーラの泉」の江原啓之さんもお参りにくるほどで、そのパワーの源泉とは太陽の通り道、レイライン(天道)とやらに由来するそうです。
日本列島を地図で俯瞰してみると、「玉前神社」とピッタリ同じ緯度に「富士山」や「出雲大社」といった錚々たるパワスポが直線上に並んでいるのがわかる。

 この日本列島の上を横に走る直線がレイライン(天道)で、その真上を太陽が通る日がお彼岸の春分と秋分、
昼夜の長さがピッタリと同じバランスになる。
しかも「上総一ノ宮」は、日本の”レイライン”の起点となる東の端。
なるほど、「上総の国」とは、日本列島で「最初に日出ずる国」なのです。

最初に陽が昇る上総国の「玉前神社」。一方、最後に陽が沈む出雲国の「出雲大社」。
サンライズか?サンセットか?好みは分かれますが、上る方が縁起がいい。
この「玉前神社」こそが日本最強のパワースポットかもしれない。そう感じざるを得ません!!!

最強パワスポ「玉前神社」をぐるり一周、昭和レトロタウンをそぞろ歩き

 そんな日本最強パワスポ「玉前神社」の門前町として栄えた周辺ですが現在は・・・、
フォトジェニックな昭和レトロタウンとして、いい感じに仕上がっております。
カメラを手にしてそぞろ歩くにちょーどいい感じ。軽く神社の外周をぐるりと一周してみました。

今や絶滅危惧種の「たばこ屋」さんに、最近まで使ってそうなレンガの「井戸」。
営業しているか、かなり微妙でしたが「床屋」さん。
その向かいの森田商店はしばらく閉店している様子。
でも「コーラの看板」が懐かしくていい。
おおっ、「肉屋」さんはまだまだ営業中。やってるだけでなんだか嬉しい。
その向かいは「たなか」さん。もう何屋さんかもわかりませんが、
でも、それぞれかつての暮らしぶりが瞼に浮かんできます。
昭和は活気があったんでしょうね。

他にも、鳥居が構える門前には立派な蔵造りの建物もちゃんと残していて、
ゆっくり立ち寄ってみたいあっぱれなお店をいくつか発見しました。

ということで、それはまた次の機会にじっくりとご紹介するでご座候。
のんびりと悠久の時に思いを馳せる歴史探訪シリーズ。
ロマンは尽きないでござーる。

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