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田岡なつみが考える「海の環境問題④」

田岡なつみが考える「海の環境問題④」

プラスチックが私たちに与える影響

プラスックゴミの海への流出は、毎年約800万トンになると言われています。

軽くて丈夫で安価なため、プラスティックは生活に欠かせない素材となっていますが、環境汚染や、生産から廃棄の過程で発生するCO2による地球温暖化など様々な問題が起こっています。

プラスチックは自然分解に長い時間がかかり、ペットボトルで400年以上と言われていてこのまま何もしなければ、2050年には海の中のプラスチックのごみの量は海洋の魚の量を超えるとも推測されています。

毎日どこかで触れるプラスチックですが、実は私たちの体にも影響を与えています。今回はプラスチックが私たちに与える影響について紹介していきたいと思います。

マイクロプラスチックによる人体への影響とは

欧州食品安全機関の研究では、人間の血液からマイクロプラスチックが検出されたと研究結果がありました。

WHOの見解によると、マイクロプラスチックを飲食によって体内に取り入れたとしても基本的には排出されるため、心配ないとされています。ですが、水に溶けることのないプラスチックは肺の奥に入り込み、蓄積される可能性もあります。呼吸によって肺の奥まではいってしまった場合、その危険性は未知数だといいます。

日常から検出されるマイクロプラスチック

プラスチック製品は使用しているうちに表面からマイクロプラスティックが自然発生しているといいます。

台所でプラスティック製の食器を洗う、プラスチック製のスポンジを使用するなどでも繊維状のマイクロプラスチックが大量発生し最終的に川や海に流れ込んでしまう可能性があります。

プラスチック自体が有害物質である可能性だけでなく、プラスティックには有害物質が吸着する性質があるといい、実際に海洋プラスティックからがんの発生や代謝性疾患の発症を引き起こす可能性のある化学物質が検出されています。

・食塩

2018年韓国の研究者グループと環境保全団体グリーンピース東アジア合同チームの研究によると世界の市販の食塩から9割のマイクロプラスティックが検出されていたとの発表がありました。

・ティーバッグ

アメリカ化学改の調査で、市販の ティーバッグから大量のプラスティックが検出されました。

研究対象となった市販のティーバッグは4種類でいずれも合成繊維です。電子顕微鏡を用いて調査した結果、マイクロプラスティックが約116億個、より小さいナノプラスティックが31億個検出されました。

・水道水

2020日本で行われた研究によると北海道釧路市と沖縄市の水道水からマイクロプラスティックが検出されたと発表がありました。

1立方メートルあたり60〜112個のマイクロプラスティックが検出され、原因としては、水道管や河川の汚染が考えられています。

また、海外で販売されているペットボトルからも多くのマイクロプラスティックが検出されているという研究結果もあります。

食物連鎖

プラスチックを餌と間違えて食べてしまう魚は少なくありません。私たち人間が出したゴミを魚が食べ、その汚染された魚を私たちが食べます。

海洋生物や環境の影響はいずれ私たち人間自身にも降り掛かってきます。

小さな一歩だとしてもプラスティック問題を自分ごととしてアクションを起こしていきたいですね。


 

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